【必要なものはこの3つ!!】独学で三級海技士(機関)の筆記試験に挑戦。海技士勉強方法。

独学で三級海技士(機関)筆記試験に挑む場合、どのような項目を勉強すれば良いのか、またどんな問題が出題されるのか気になりませんか?

私自身、三級筆記に挑戦しますので勉強のついでにどんな項目が出題されるのかをご紹介します。

この記事の最後に最近受験した過去問題リンクを貼りました。こちらもぜひご覧ください。

受験資格

筆記試験のみの場合は特に制限は無く乗船履歴も必要ありません。

※ただし、海技士(通信・電子通信)は試験開始期日前日までに17歳9ヶ月の年齢に達していること。

試験科目

試験科目は大きく分けると

  • 機関に関する科目(その一)
  • 機関に関する科目(そのニ)
  • 機関に関する科目(その三)
  • 執務一般に関する科目

の4科目になります。

ここからさらに細分化し各項目に分かれて出題されます。

機関に関する科目(その一)

機の一では主に下記の項目について出力装置とプロペラ装置に分けて出題されます

  • ディーゼル機関
  • 蒸気タービン
  • ガスタービン
  • ボイラ
  • プロペラ

ちなみに

三級海技士(機関)には限定のない三級(三級機)と内燃機関限定の三級(三級内)があります。内燃機関限定を受験するときは問題2、3、5、6の4問解答となり蒸気・ガスタービンに関する項目は免除となります。※三級機は問題1、2、3、4、6の5問解答。

出力装置

ディーゼル機関、蒸気タービン、ガスタービン、ボイラ及びその付属品について構造、材質、作動原理、運転、保守整備、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

プロペラ装置

プロペラ本体からシャフト、中間軸、スラスト軸、軸封装置、減速機等について材質、構造、作動原理、運転、保守整備、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

機関に関する科目(その二)

機の二では主に下記の項目について補機、電気工学・電子工学・電気設備、自動制御装置、甲板機器に分けて出題されます。

  • 操舵装置
  • 冷凍装置
  • 造水装置
  • 油清浄装置
  • 清水装置
  • 衛生装置
  • 空気調和装置
  • 圧縮空気装置
  • 油空圧装置
  • 各種ポンプ
  • 船内通信装置
  • 警報装置
  • 工具・計測機器
  • 海洋生物付着防止装置
  • 配管、弁、コック

補機

材質、構造、作動原理、運転、保守整備、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

電気工学・電子工学・電気設備

基礎理論、運転試験・保守、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

自動制御装置

基礎理論、運転試験・保守、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

甲板機器

材質、構造、作動原理、運転、保守整備、故障の発見及び対処法等の問題が出題されます。

機関に関する科目(その三)

機の三では下記の項目が出題されます。

  • 燃料及び潤滑油の特性
  • 熱力学
  • 力学及び流体力学
  • 材料工学
  • 造船工学
  • 製図(実際に製図させる問題は無し。2級以上はガチ製図あり。)

執務一般に関する科目

執務一般では下記の通り入渠、機関日誌、荒天作業等から法規に関する項目までが出題されます。

  • 当直、保安及び機関一般
  • 船舶による環境汚染防止
  • 損傷制御
  • 船内作業の安全

出題の例

以下は機関に関する科目(その一)のディーゼル機関に関する項目の一部です。

ディーゼル機関の出力増大について

出力増大方法

  • 機関のシリンダ数を増加する
  • 機関のシリンダ径を増大する
  • 機関の正味平均有効圧を増大する
  • 機関の平均ピストン速度を増大する

正味平均有効圧

正味平均有効圧の増大は熱的及び機械的強度上の問題と、正味平均有効圧の増大に見合う空気量の確保のための過給機性能の向上などの問題がある。

平均ピストン速度

平均ピストン速度は、機関の信頼性を保持するための適正値があり、それ以上にすることは難しい。平均ピストン速度を一定とすると、回転数と行程は反比例関係になり、回転数にはプロペラ効率が関係し、行程には機関室高さが関係してくる。

出力率

正味平均有効圧と平均ピストン速度の積は単位ピストン面積あたりの機関出力に比例する値であり、これを出力率といい、機関の出力性能の目安としている。

ディーゼル機関のピストン冷却について

冷却に潤滑油を使う利点と欠点

冷却液に潤滑油を使用する場合は、清水を使用する場合に比べて・漏水による潤滑油の汚損がない・軸受けなどの潤滑油を利用してピストン冷却が出来るので冷却装置が簡単になる・清水に比べて冷却室等各部に対する腐食の恐れがないなどの利点がある。欠点は清水に比べて比熱が小さいので、多量の油を要する・高温部に触れて劣化しやすく、油の炭化物が冷却面に付着したり、軸受けの損傷などの故障を生じることがある。

トランクピストンの冷却方法

  • 油ジェット冷却:連接棒小端部又は主軸受からピストン天井に油を噴き付ける・クランク室のメーンギャラリからピストン天井に油を噴き付ける。
  • シェイカー形冷却:ピストン内部に油だまりを設けピストン上下運動により、そこにたまった油で天井を冷却する。
  • コレット形冷却:連接棒小端部から噴出する油をコレットと称する簡単な集油装置を介してピストン内部に導き冷却する。
  • 蛇管鋳込み形冷却:油はピストンピンの一端を経てピストン頂部に鋳込まれた蛇管に供給されてピストンを冷却し、ピンの他端から連接棒を経てクランク室へ放出される。

クロスヘッドのピストンと冷却管の接続方法

  • 入れ子管(テレスコピックチューブ)
  • 揺動継手(スイングアーム)
  • 関節管(アーティキュレーティッドパイプ)

トランクピストン形ディーゼル機関の連接棒について

連接棒の長さ

連接棒の長さ(L)とクランク半径(r)の比(L/r)は、4倍程度する。この比を大きくすると機関の高さと重量が増す。

連接棒中心線の不正

  • クランクピンがクランク軸中心線と並行でない場合
  • 連接棒上下メタルが並行でない場合
  • メタルのすり合わせが不良の場合
  • スラスト軸受が摩耗してクランク位置が変わった場合
  • シリンダライナの中心線が不良の場合である

ディーゼル機関の排気タービン過給機について

サージングとは

遠心圧縮機に生じるサージングとは送出し空気圧と空気量の関係がある範囲を外れると空気圧と空気量が周期的に激しい変動を生じる現象。異音を発し、時には送出し空気の逆流を生じ、回転軸に異常振動を起こす。

サージングの原因

  • 掃・排気口が汚れて通路が狭くなった時
  • 空気冷却器が汚れて空気通路が狭くなった時
  • ブロワ吸入フィルタの汚れが極端な場合
  • 過給機のタービンノズルや圧縮機のインペラが汚れた場合
  • 急に機関出力を下げ給気圧が上がった場合
  • 過給機を並行運転中、一方の回転が下がって容量に差異ができた場合
  • 機関の負荷に急激な変動があった場合
  • 燃料噴射系統に異常があった場合

以上が出題の例です。ほんの一部ですが参考までに、。一番下に1回分ですが過去問題貼ってます。

欠かせない3つの道具と勉強方法

用意する道具

  1. 出来るだけ最新版の過去問題集(3年分)
  2. ノート
  3. 3色ボールペン

以上です。

勉強方法

まずは科目の問題1のみをまとめます。

最初に黒で問題をノートに書き写します。

次に問題のすぐ下にその答えを書きます。この時、答えがわかればで、わからなければ問題集の解答を見ながらで書きます。解答を自分なりにアレンジ出来ればなお良きです。

解答を色分けする事により、最後の追い込み時に赤のみをチェックすれば良いので勉強量を減らすことが出来ます。

と言う流れて一問一答セットで覚えていきます。

問題1が終わったら次のページの問題1に移行してとにかく3年分の問題1をまとめていきます。すると被り問題が次々と出てきますので削除していきましょう。

被り問題が次々と出てくるという事はそうです、その分問題数が減り勉強しなくて良いと言う事です。w

これを同じ科目で各問題ごと3年分をまとめたノートが完成します。

あとはこのノートの赤字の解答だった問題と答えを頭に叩き込めば合格間違いなし!

かもしれません。(°▽°)

受験申請、申込

試験申請はこちら>>

【独学で!?】三級海技士(機関)の筆記試験に挑戦。どんな勉強をすれば良い?まとめ

つらつらと書いてきましたが、とは言いつつ基本的には暗記の総力戦?w 最新の過去問題でしっかり傾向分析と対策を行えば問題ありません。科目合格も三年間有効ですので焦らず確実に取っていきましょう!

海員学校は卒業時に甲機両用で四級海技士を取得できますが、やはり最低でも三級は欲しいところですね、、。

四級海技士を最短で取得>>

乗船履歴が足りずに消滅した三級機の筆記試験に再挑戦するお話でした、、。

参照:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 2019年版

この記事をリリース後、実際に受験してきました!下記もぜひご覧ください。

三級海技士(機関)過去問題>>

受験が決まったらホテル予約もお忘れなく!!

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA