【失敗しない転職】船員の会社選びで見るべき3つのポイント

初めての就職も転職も失敗したくないですよね。ありがたい事に船員の求人は溢れかえっていますが、選定に困っていませんか?

  • どの項目を見れば良いのかわからない
  • 何を基準にすれば良いのかわからない
  • どこをくらべれば良いのかわからない

そんな疑問に答えます。

目次

船員の会社選びのポイント

  • ポイント1:月収より年収
  • ポイント2:年間休日数
  • ポイント3:乗船日数

ポイント1:月収より年収

給与は年収を確認しましょう。

船員の求人には給与が手取額で表記されています。一見高額な報酬に目を奪われがちですが、やはりそこはうまいこと出来ています。

船員をタイプ別に分けると

  1. 短期集中でガッツリ稼いで優雅な生活をしたい
  2. 将来設計重視でゆくゆくは住宅ローンを組みたい

と言ったところでしょうか?

短期集中でガッツリ稼いで旅行に行くのもすごく良いですが、将来設計重視で住宅ローンを組みたい人はローン審査の基準の年収がとても重要になります。

実は、「月収がズバ抜けて良いけど年収が低い」逆に「月収はそこそこでも年収が高い」など、トータルすると大差ないケースが殆です。

なので月額に惑わされず、通常表記のない年収も必ず確認しましょう。

ポイント2:年間休日数

週の休日より年間休日を確認しましょう。

船内居住と日帰りでは休日の見え方が異なりますが、年間休日で見ると大体同じように勘定することが出来ます。ちょっと贅沢ですが、100から125日がベストです。

対価は金銭だけでなく休暇であり時間であると考えると、重要な項目になります。週休が少なくてもまとまった長期休暇が取れる会社や、その逆もあります。

そもそもの年間休日数が少なくては元も子もありません。

なので年間休日数を確認しましょう。

ポイント3:乗船日数

乗船日数を確認しましょう。

船の航行区域や会社によって千差万別です。一回の航海で何日乗船するのか、そもそも船内居住なのか通勤なのか、とても重要になります。

平水区域でも船内居住の船もありますし、逆に遠洋区域でも停泊が多く船内休日が十分にある船もあります。

自分の生活環境にあった船を選ぶことが大切な条件になります。

なので乗船日数を確認しましょう。

会社選びの注意

組合船

私が学生時代にはとにかく「組合船」なんて言われていましたがメリットデメリットがあるので求める条件次第となります。

組合船のメリット
  • 昇給、ボーナス、福利厚生等会社とキッチリ取決めがあるので、基本生涯安泰
  • 昇給があるので在籍すればする程、給与が上がる
組合船のデメリット
  • 良い会社(組合船)ほど定着率が良いのでタイミングを外すとなかなか士官になれない
  • 昇給制が殆どなので新卒や中途は月収が少ない

未組織船は確かに保証は少ないかもしれませんが、職務給(役職=〇〇万円)が多いので年齢や職歴に関係なく、いきなり大金を稼ぐことが出来ます。

しかし、何年在籍しても昇給が無かったり、ボーナスが突然無くなったり、と不安定な面もありますので、自分のなりたい姿をよく想像した見極めが必要です。

人間関係

こればかりは行ってみないと分かりません。

ただし、大手や組合船等、「良い会社は社歴の長い人が多い」これだけはよく覚えておいてください。

船種

余程のこだわりがなければポイント1、2、3を優先してください。

なぜなら船種によってある程度、給与・休暇が決まっているからです。

海技免状

自分のレベルに合う会社を選びましょう。

昔ほどではありませんが、今でも若干、出身校によって判断する会社もあります。しかし、求人票が出ていればそんなことは関係ありませんので気にする必要はありません。

ただし、出身校によって最低取得免状に違いがあるのも事実です。常に上級免状を目指す心意気で、取得できれば人事にアピールできる最強の武器となります。

三級海技士(機関)筆記の勉強方法はこちら>>

まとめ

今回は船員の会社選びのポイントをご紹介しました。

これで就職も転職も、会社選びで困ることがなくなりましたね。

船員は船員手帳と免状で評価される転職が簡単な職種です。昔のように気合いや根性といった古い時代は終わりました。

現在の会社が悩むほど嫌なら、すぐにでも辞めて一度しかない自分の人生をしっかり楽しんでください。

私がよく使う求人サイト「船員求人ネット」はこちら>>

おしまい

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Masa
子どもの頃から乗り物が好きな船舶機関士。旅行で乗ったフェリーがキッカケで船乗りに。何社か経験して現在は陸に近い船の船員。ちょっと、試しに、ブログ始めてみました^^