【航海】海はどこまでも続くが実は自由に航行できない?航海区域をご紹介。

こんにちは、こっチャネルです。

一見何処までも繋がっていて、広〜く見える海ですが、航行区域という物によって縛りがある事をご存知でしょうか?

実は何処までも自由な大海原では無いんです。

なぜなら、船舶安全法と言う決まりにより割と細かく航行区域や必要免許が決められているからです。

この記事では大きく分けて4つある航行区域を図を使ってご紹介いたします。

この記事を読み終えると、島国の物流を支える海運業界の船や、フェリー、客船、貨客船、がどの航行区域を航海しているのかがわかります。また趣味で操船される方も船の登録と免許によってこれから向かおうとする場所までどの海域を走れば良いかが判断できます。

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平水区域

湖、川及び港内等の水域。

いわゆる関東で言えば東京湾のように陸から比較的近い範囲の海域です。湾内などと呼ばれ、船員の仕事でいえば日帰り出来る船もあります。

今、私が乗船する船の航行区域はこの範囲です。

船の登録によっては沿海仕様で平水のみ航行、と言うパターンもありますが、乗船人数や設備等が海域によって変わったりとなかなかややこしくなっています。

車検のような定期的検査が船にもありますが、コレも航行区域によって内容が変わる場合もあります。

沿海区域

概ね本邦、樺太本島及び朝鮮半島の各海岸から20海里以内の水域。

出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/

20海里とは、約37キロメートル(1海里1,852メートル)で、図の濃い青色の範囲になります。

京浜地区から沖縄本島まで航行する船の場合、よ〜く見るとこの沿海区域の20海里以内を添うように行けばたどり着く事ができます。

しかし、逆に20海里を超える離島などは沿海区域登録の船では行けないという事になります。

離島航路や20海里を超えて直線(ワンコース)で行きたい場合は次の章の近海区域登録でないと航行する事ができません。

区域を沿海から近海に上げると乗組員の各役職に必要な免状のレベルも上げなくてはなりません。

運行コストを下げる為に20海里を超えてショートカットで運行したい船会社は多いかと思いますので、船乗りは取れるうちにどんどん上級免状を目指して取得しておいた方が転職や給与アップに有利です!!

近海区域

東経175度、南緯11度、東経94度、北緯63度の線により囲まれた水域

出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/

ご覧の通り日本周辺海域は殆ど行けるようになります。

昔乗船していた内航タンカーはこの区域を航行していました。と言っても内航船は国内のみですので、寄港地は北は北海道、南は沖縄本島までですが、、。

船の登録を限定近海とする事で割と大きな船(5000GT/6000KW未満)でも四級海技士で船長、機関長が出来ます。

遠洋区域

すべての水域

この海域こそTHE船乗りとも言うべき海域でしょうか?遠洋区域登録されている船舶は海の限り何処まででも行けます。

しかし小さな船ならまだしも、船のトン数や機関出力が上がるにつれて上級免状が必要になってきます。

全長300メートルを超えるような外航船の船長や機関長になる方は一級海技士が必要になります。(一級小型船舶操縦士ではありません)

教育機関で取得できる上限が三級海技士までなので、なんと無く一級海技士の凄さが伝わりますでしょうか?

ちなみに私の行った学校では最短2年ですが、四級海技士(航海・機関)までです。(筆記はやる気次第でご自由に受験できます)

四級海技士についてはコチラ

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【航行区域】実は自由な大海原では無い?まとめ

いかがでしたでしょうか。

大海原は意外と自由では無い事がお分かりいただけましたでしょうか?

小型船舶独自の航行区域の決まりなどもありますが、今回は主に商船・大型船舶いわゆる船員、船乗りにスポットを当てての説明でした。

各海域で機関士になるために必要な免許はこちら>>

おしまい

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